漫画同人誌作成初心者の私がコミケ100で頒布した同人誌と、家で同人作業が捗らない理由と対処法

コラム

こんばんは、前チャック開魔王です。

私の趣味の一つは、同人誌作成です。元々は、90年代に同人ソフトのジャンルで、フロッピーディスクにデータを入れて頒布していた経験がありまが、その後は、しばらくブランクがあり、最近ここ10年程は、評論などの同人誌作成を行っております。ただ、コミケ99と100では、評論ではなく、ギャグ漫画作成に挑戦しました。

先日のコミケ100での新刊発行(漫画)にかかった時間は約2ヶ月でした。その事により、2ヶ月間丸々ブログの更新は出来ませんでした。当blogを見て頂く通り、空白の期間があります;-)

コミケ100で頒布した同人誌の体裁は以下の通りです。

  • 中綴じ20ページ
  • 作成に利用したソフトはClipStudioPro(漫画パート)、InDesign(文字パート)
  • 全ページモノクロ、オンデマンド
  • 135kg 上質紙
  • 80部発行、余部:2部
    ※漫画発刊2回目

私は、今まで上記の通り、評論系の同人誌を発刊していましたが、漫画主体の同人誌作成は、今回で2回目。頒布数は既刊を含めた2作とも8〜10部位でしたが、手にとってくださった方が居たのは非常に嬉しかったです。

印刷業者に発行を依頼すると『余部』として端数が何冊か多く、無料で付く場合があります。基本、事前に何部付くかは印刷所に、指定・確認はできません。余部が付かない場合もあります。

さて、実作業ですが、私の場合、一貫して……

  • 自宅じゃ作業が捗らない

……という状態が長く続きました。流れ作業的な事は実行する事はできるのですが、感性(という大げさなものではありませんが)を必要とする作業は、自宅ではなかなかできませんでした。
ネームや原画を描くのは、主にスタジオでしたが、PCに取り込んで線を修正したりするのは、大体が自宅でした。トーンを貼ったりする、どちらかというとセンスや勢いを必要としない作業は自宅で行いました。

自宅では、スタートダッシュになかなか繋がらず、様々な誘惑(Youtube等)があり、ケツに火がつかない状態が長く続きました。私は会社員なので、同人活動を行うのは専ら自宅に帰ってから、大体平日夜21〜24時。休日はスタジオに入って作業、漫画の作成は誰にも習った事もないので、見よう見真似で我流……という格好いいものではなく、今まで生きてきた際に影響を受けた漫画が反映されているのかと思います。影響しているかどうかは判りませんが『快描教室』という漫画ハウトゥー本は昔読みましたね。学生時代の先輩で漫画家になった方も、この本を薦めていらっしゃいました。入門用としても、比較的読みやすく、イラストも添えながら説明されているので、基礎以外にある程度中級者の方も読んで損はないのではないかと思います。

イラストは過去から描いていた経験はありますが、やはり漫画としてはキャラクタに動きが必要になるパートも多く、どちらかというと、私が描いた漫画は、動きの少ない立ち絵が目立ってしまいました。
前回も今回もゲームを題材としたギャグ漫画という位置づけでしたので、緻密な描写は無し。美少女が出てくるワケでもなく、お色気シーンも無し。売りどころの視点はゲームに携わるギャグだったので、意識はしていましたが、何故、同人誌にしたかったのか……と問われたらただ単に「本にしたかった」という答えをするかと思います。創作活動をしていると、形として残したくなる事が多いです。そう感じませんか?

C99での新刊漫画は、主人公のキャラクタが、現実する作品のイラストを含んだ感想を語る描写もあるので、完全なるオリジナルとは異なることから、オリジナル創作主体のコミティアにも持参は出来ないので在庫は、次回のコミケまで既刊は塩漬け。コミケ100に持参した新刊は80部だったので、当日搬入を依頼した分、その殆どを持ち帰る事になりました。;-)
コミケ101はサークル参加申し込みはしなかったので、いつまで肥やしとなるだろうかと……。

漫画制作は、クリスタのProを利用していましたが、漫画に特化するのならば、EXの方が良いかも知れません。ページを冊子にした時のイメージや、pdfへ出力も出来るようなので、安価な印刷所へ入稿する場合には、役に立つのではないかと思います。
今回・前回利用した、同人誌印刷所の『ねこのしっぽ』さんはPro用の詳細なマニュアルを用意しているので、EXを所持していない私は非常に助かりました。EXの機能の一つ、pdf化が簡単に行えれば、ねこのしっぽさん以外の業者を使っていたかも知れませんが、店頭に持ち込み、目の前でデータをチェックして入稿できましたので、非常に安心感を持って依頼・入稿が行えました。

私は、今まで発行してきた同人誌は、その殆どが挿絵が少し在る程度の、情報誌や評論本でしたので、今回コミケでは、漫画が中心の同人誌頒布でした。そのせいか、配置された島(ゲーム評論)からの孤立感を強く感じました。
漫画自体の作成は非常に遣り甲斐や楽しみは非常に強く感じましたが、いかんせん絵が下手。デッサンなんぞ、何処吹く風という状態でしたし、コマ割りの初歩も知らずに、無計画で進行。それは結果的に完成度は低くなるのは当たり前でしょう。しかし、自分としては出し尽くした感もありましたので、コミケで頒布出来た事は非常に良い経験となりました。また、次回からは評論本発行に戻すか、漫画を少し挟んだ形の評論本にしようかと思っています。

実際のところ、自分が創った同人誌を買って頂く事は気持ちいいです。大げさに言うと、自分が認められたという感覚に近いです。私のような無名サークルの同人誌を手にとって頂き、お声をかけて頂くだけでも嬉しかったです。
初心は忘れずにこれからも創作活動を行っていきたいですね。

のっぺらぼうくん
のっぺらぼうくん

自宅では動画サイト等の誘惑が強い人は、ネットワークからPCを遮断する事を薦められたよ!

のっぺらぼうちゃん
のっぺらぼうちゃん

図書館や喫茶店、コワーキングスペース、スタジオ等、気持ちを切り替える所は多数ありますね。

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